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北海道胆振東部地震から見えたもの(人間性)

2018年9月8日

北海道胆振東部地震による災害

2018年9月6日午前3時7分ころ北海道胆振東部で震度7の大きな地震が起こりました。

わたしの住まいは震源地より遥か遠かったので震度は4程度で、特に大きな被害を被ってはいませんが地震により火力発電所が停止したことにより北海道全域で大規模な停電が続いています。

私が住んでいる地域は停電より次の日の朝(4時ころ)に通電し停電は解消されましたが、まだまだ地域差があり道路1本挟めば通電していないという状況です。

しかし北海道全域での大規模な停電でしたが、北電など電力会社関係者の方が夜通しで復旧作業をしてくれたおかげでこんなにも早く停電が復旧してくれたことに感謝を致します。

また、今現在も停電の地域にお住いの方には出来る限り早急に復旧してもらえることを願うばかりです。

北海道民って災害ってどこか他人事のように感じていたと思う

私自身そうですが自然災害に対してどこか他人事のように考えている方が多いように思います。

元々北海道って自然災害が少ない地域なので、自然災害などのニュースなどをTVでみても「あぁ~かわいそうだなぁ」程度しか考えたことが無いのが本音です。※私個人的な意見です。

しかしここ最近は豪雨により川が氾濫したり台風の影響で停電になったりと災害について多少なりと考える様にはなってきてはいますが、それでもやっぱりどこか災害って他人事のように考えている方が多いかと思います。

特に今年の日本は台風が頻繁に発生し本州各地では台風被害などが大きく報じられていますが、北海道の場合って台風が発生したとしても大抵の人は「どうせ北海道に上陸するときは温帯低気圧になるくらいでしょう」くらいしか考えていない方ばかりかと思います。

実際に私は子供の頃より北海道に住んでいて台風が上陸したのだって3~4回程度しか記憶にない程度なもんですからね

なので、台風被害といわれてもやっぱりどこか他人事のようにいつも考えてしまうのかもしれませんよね。

実際に自然災害にあってみて本当に大変だということが分かった

冒頭でもお伝えしていますが、土地柄いままで自然災害というのはほとんど経験したことがありませんでした。

なので長時間「電気が通っていない」や「水道が使えない」という経験をしたことがありませんでした。

しかし今回の北海道胆振東部地震により北海道全域で大規模な停電が起こりました。また地域によっては断水にもなっている箇所などもございます。

多分私同様この様な長期に渡り停電や断水といった経験がない道民にとって本当に不安な時間を過ごしているかと思います。

スーパーやコンビニに長蛇の列が

北海道全域で大規模な停電が起こったのでみんなは慌てて食料や飲み水の買い占めが始まりました。

自宅近くのスーパーやコンビニには朝から大行列が出来、我先にとパンやカップ麺・冷凍食品などを買い物カゴに放り込む方々。

また停電によりTVからの情報が遮断されたことにより、ラジオやスマホなどから情報を収集するしか方法がないので電池やスマホのバッテリーなどが飛ぶ様に売れていました。

私がコンビニに顔を出したのが停電から僅か1時間程度の朝の4時過ぎにも関わらず既にコンビニからは電池やスマホのバッテリーなどは売り切れの状態ですもんね。

また近くの24時間スーパーではレジには長蛇の列ができており、買い物をするだけでも相当の時間を要したようでした。

緊急時なのにクレームをいう高齢者

そしていつも「何故なの?」って思うんですが、緊急時などとかに店員など立場が弱い人間に対しクレームをいう高齢者の姿!!

例えば店員に対して売り切れの商品が「もう無いのか!!」や「いつまでレジに並ばすんや!!」など・・・

緊急時だから商品が無くなることやレジが込み合うことなんて分かりきったことなのに、なぜ高齢者の方って自分本位ですぐ立場が弱い方にクレームを言うのでしょうかね?

お店の方だって自分の家の心配があるにも関わらず皆さんのタメにわざわざ店舗に出てきて少しでも生活が困らない様にと食料品などを提供出来よう頑張っているのに、なんで最近の高齢者の方は自分のことしか考えられないのか本当に不思議でたまりません。

もう少しみんなのタメに頑張ってくれている店員に対し敬意をはらって、「ありがとね」の一言が言えないのかね?

各地で停電なのに店(整体院)を開けれという高齢者

プロフィールにも書いていますが、元々私は整体院を経営しております。

地震がおこり停電になった日も予約の患者さんが沢山いましたが流石に今日は店には来ないだろうと思いましたが、一応ご来院されたらご迷惑をかけると思い朝早くからお店に来ていました。

すると自宅は停電だったのにも関わらずお店の地域だけ電気が復旧していました。何故だかは分かりませんが、道内全域で停電だと言われていましたがこの地域だけ通電していたようです。

もし仮に電気が通っていないとお店の固定電話すら繋がらない状態でしたが、電気が通っているのでお店の電話は生きていました。

それにより営業時間が始まる頃から当日予約されている方々から徐々に予約キャンセルの電話が鳴り始めました。

この様な状態だったのでキャンセルの電話すら来ないだろうと思っていたのですが、有り難いことに予約をされていた患者さん全ての方がキャンセルの電話を入れてくれました。

無事に予約されたすべての方のキャンセルの電話を貰い停電に備え私も自宅に帰ろうとした時です。

またもやお店の電話がなり「今から行くから肩を揉んでくれや」というご高齢の方から電話が・・・

店は停電ではないんだろう

ちなみに私が経営している店舗がある地区では何故だか分かりませんが電気が通っていました。しかし道内全域は停電状態です。

この状況を踏まえてお話しますが、一般的にこの様な状態の時ってこんな整体院なんか行こうとは思わないと思っているのは私だけでしょうかね

また、この様な状態なので私も夜に備え準備があるので早く家に帰りたいという気持ちが強かったのが本音でしたので、「申し訳ないが本日の営業はしておりません」とキッパリお断りさせていただきました。

しかし、その方は「お店の電話もつながるんだし店の電気だってついているんだろ?俺一人ぐらい診てくれや」と食い下がってきます。

まぁ本当に自分のことしか考えていないというか「自分が良ければそれでよし」なのか分かりませんが、私だって早く自宅に戻り夜に備えて準備をしなくてはいけない状態

なので「自宅が停電なので早く戻って夜の準備をしなくてはいけないので今日の営業はしません」とハッキリとお断りをさせていただき電話を切らさせていただきました。

 

停電になっていない地区ではパチンコ店が営業をしていた

改めて言いますが、道内全域で停電の状態で電力会社の方は必至こいて復旧作業をしてくれています。

また何故なのか分かりませんがこの様に道内全域で停電になっているのにも関わらず、ある特定の地域だけ停電にならなかった地域がありました。

そして停電にならなかった地域のパチンコ店が周りが停電で困っているのにも関わらずお店を開け営業を開始していたのです。

もちろん営業をするのはそのパチンコ店の勝手ではありますが、道内各地で停電しているにも関わらず莫大な電力を消費するパチンコ店の営業を再開するなんてどうかしていると思います。

また、その地域の方なども自分の家は停電になっていないからかどうかは分かりませんが、そんな周りで困っているのにパチンコ屋で遊ぶのなんてどうかと思います。

そして停電が少しづつ解消されつつありますが、それでもなんらかのトラブルが起こるとまた停電になる可能性もあるので極力節電を呼び掛けているのに莫大な電力を消費するパチンコ店で営業するのなんて全くおかしな話ですよね。

少しでも困っている方の手助けになればとの想いで

今まで北海道でこの様な大規模な災害ってほとんどなく、今までに経験したことが無い様なことばかり起きています。

停電による影響でご飯の準備が出来ないとかお風呂に入れないとか・・・

また電気が通っていないのでTVも見れず、災害の情報を入れるにはラジオかスマホなどに頼るしかありません。

しかし比較的若い世代の方なんてラジオを持っているという方なんて極稀ですよね。

なので災害の情報を仕入れるとなるともっぱらスマホに頼るしかありません。

しかし、普段からスマホなんてバッテリーの消費などが激しく1日持つことなんてないのが現状かと思いますが、災害により普段よりもスマホの使用頻度があがり更に充電がなくなる方が続出していた状態です。

そんな折、粋な計らいをしてくれるところもありました。

停電していない地域のある施設が、無料でスマホの充電が出来る様にと自分の施設を開放してくれたのです。

またそこには数に限りはありますがシャワーなども使えるので、タオルなどを持参すればシャワーも無料で開放しますよとのこと

 

こんな状態でこの施設は少しでも皆さんのタメになるのならということで早急に動いてくれて、この様な心づかい本当にありがたいですよね。

またネットなどでも話題になっていますが、地場のコンビニ「セイコマート」が停電時に自家用車を店舗に横付けしシガーソケットから電気をとり早急に営業を開始してくれました。

これって本当に小さなことかも知れませんが、本当に有り難かったです。

緊急時にこそみえる人間性

今回この様に停電などの影響により普段の生活が出来なくなると、様々な人間性をみることができました。

弱い立場の方に対しすぐクレームなどをつける器の小さな方

また自分のことよりも直ぐに周りのタメにと動いてくれる器の大きな方

まだまだ道内各地では普段の生活に戻るまでには時間が掛りそうですが、周りと助け合っていこうと考えています。

北海道地震で手元にあってとっても役に立ったモノ

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